400年前の日本の美意識が保存される「桂離宮」 

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さて、今年も120日がすぎました。

 

まさしく、タイトルそのまんまですが。

 

ずっと行きたかった、桂離宮へ。京都出張のついでにいってきました。

 

 

日本随一の美を持つといわれる庭園「桂離宮

  

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八条宮家の別荘として代智仁親王 が元和6 (1620) ~寛永1 (24) 年頃に創設。明治初年桂宮家の廃絶によって離宮となりました。

 

 

奇跡的に、地震や戦火から逃れ、400年前の日本の美意識が保存されている、複雑なレイヤーと行間を内包した360度の美の世界。

 

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門に向かう姿勢が美しくなるよう、遠近法を活用して奥にいくほど、わざと道幅が狭くなっています。

 

 

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ドイツの建築家ブルーノ・タウトが衝撃を受け、この美しさを世界へ広めたのち。写真家、石元泰博が伝説的な写真集を製作し、桂離宮の美はさらに世界へ存在感をましてゆきました。

 

その、石元泰博氏によると、近代は、手入れがゆき届きすぎ、きれいになりすぎたそうで、昔はもっと苔むす空間でそれこそ、わびとさびが感じられる空間だったそう。

 

 

 桂離宮をみるには、宮内庁のサイトから予約をしてさらに抽選、という高いハードルをくぐらないといけないのですが、この日は、平日で一人での参加、ということあり、無事に当選できてラッキーでした。

 

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当初は現在古書院と呼ばれる建物1棟だけでしたが、智仁の子智忠の代に2度にわたって増築され、当時の技術でアップデートされながら、中書院,楽器の間,新御殿が加わり現在の姿となりました。

 

この増築によってアップデートされてきた歴史が実は、桂離宮の美を拡張してきた鍵でもあります。

 

 

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景観保持のために、上離宮背後の山、前方借景となる山林、離宮を結ぶ松並木周辺農地等も買上げ、ビルなどの現代的な建築が一切視覚に入ってきません。

 

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裏と、表のない、360度、どこをみても、どこからみても、美を感じることができるように手入れされた空間。

 

 

どう切り取るか、カメラをもって訪れる現代人を試しているよう。

 

 

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 絢爛豪華、ではなく、もてなしの心が行き届いたさりげない仕掛けや、空間の映り代わりを楽しむこと。

 

これが雅なのだなと。

 

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大自然すげー!ではなく、庭師さんによって手入れされ、人間が作り上げた美の空間の中で、四季を感じ、自然を感じ、ひとときを楽しむ、ってのはなんとも趣のある贅沢を楽しんでいたのだなぁーと。

 

 

 

美のレイヤーを五感で感じる時間は、なんとも言えない体験でした。

 

 

 

わかりやすさの消費時代から、学びの時代へ。

 

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最近、僕ふくめ、いろいろな方が日本文化に興味がもちはじめているのは、

 

 

アメリカ式の、わかりやすく、シンプルな表現ではなく

 

感性を研ぎ澄ませた先に、得られる学びの美や楽しさの獲得。そして、多様なレイヤーの中で、俯瞰する能力を獲得し、自分の居場所を見出してきた古来の日本人がもっていた感覚こそがネットワークで結ばれた複雑な現代の中で、自分らしくいるためのヒントにつながると、人々感じはじめているんではないのかな。

 

って

 

勝手に想像したりしています。

 

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消費と所有だけでは偉くはなれません。

 

自身を成長させた人が、より世界を楽しめる時代に、ゆり戻しが起き始めています。

  

(置いてかれないように、勉強しないとなー)

 

 

とか、まー無理やり、自分の興味を結びつけながらも、何かその答えになるような表現なり活動なりを探しています。

 

 

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そんなこんなで、現在 森美術館で開催中の『建築の日本展』

https://www.cinra.net/news/20180415-kenchikunonihonten

 

こちらもオススメです。GWのお出かけの選択肢にゼヒ。

 

 

 

 

  

今日も最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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