手仕事と自然をテーマにしたものづくりのこと

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こちらのアイテムは全てヨモギで染めています。

  

もともと人類は5000年前から植物を使って色をつくってきました。ミリタリーカラーは、植物色に似せて化学染料で作った色。ですのでこちらが、オリジナルの緑系カラーとなります。

 

手仕事と自然をテーマにしたものづくりの話、とは、これから立ち上げる自分のブランドの話。。ということで、ひゃっほーうな宣伝。

 

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さて、今年も170日がすぎました。

 

 

最近は、谷崎純一郎の陰翳礼讃を読んでいますが、これがかなり面白い。

 

 

テクノロジーの発展によって生活様式が急激に変化をしている現代。

 

谷崎さんをはじめ、18世紀、19世紀に文明化に傾いた日本を生きた、文化人や思想家が当時直面していた課題や思いを学び直すこと。これは、本当に今につながる価値があると思います。

 

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さてさて、それでは宣伝の続きです。

 

 

約150年ほどの急激な近代化の中、僕らは、本当に自分に合うかどうかの整理もつなぬまま、経済や広告の力で演出された欧米模倣の憧れの生活を、TVや雑誌を通して、気づかぬまま押し付けられてきました。

 

 

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憧れもひと段落した今、それらを一度分解して、冷静な目で、日本の風土と舶来物の良さをどう折衷させていくか?自国の歴史や文化を見直す流れが世界的のも生まれていますが、われわれの国も同じ時期に入ってきているんでないのかな。と。

 

 

 

ブランド、というか研究活動のためのレーベルなので、自分的には「ものづくり活動」っていうのがしっくりきていますが、まー実は自分の世界観で、自分でブランド運営をするのは今回が初めて。

 

 

 

繊維業界のみなさま、この新人を何卒、生暖かく見守っていただけますと幸いです。

 

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というわけで、今回のブログでは、世の変化と自分の思考などを織り交ぜながら、なんで今、そのテーマなの?ってやつを少し掘り下げてみたいと思います。 

 

 

現在、ファッション業界では、インスタ映えと相性のよい新奇性デザインや、どこの誰々が何をしたという文脈ビジネス、あとは、伝達力の強い既視感を利用したリバイバルビジネスが、ここ何年ずーっと繰り返されています。

 

 

(スポーツ業界では、フライニットや、ホールガーメントなど、ファッションテック素材を活用した、課題解決を含む新しい進化も起きていていますが。)

 

 

一方、業界の外では、テクノロジーの発展により、過去実現できなかった表現や、かつて、便利を切り捨てないと実現できなかった表現なりを、改めて利便性と組み合わせて実現できる時代に突入しています。

 

 

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特に建築は重要で、モニュメントから始まり、大型施設や、ショッピングセンターなどの建物のありかたは、街の風景や街の未来の方向性にまで影響をおよぼします。

 

 

エジソンが発明したコンクリート工法は、近代においては多大な恩恵をもたらしてくれましたが、どうやら、僕らの中にあるDNAにはあまりフィットしないようで、新たなテクノロジーを活用した木造建築が、世界的にも見直されはじめています。

 

 

 

そんな中、古くから木造建築を扱ってきた日本の建築技術や、日本の建築美にも静かに注目もあつまり、隈研吾先生に代表される建築物や、京都のアラビカコーヒー谷尻さんの絶景不動産など、自然との調和の中で、東西両用を上手に折衷させたテイストの建築物が少しずつ、広がりを見せています。

 

 

 

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 空間は、そこにいる人の美意識に、強烈に影響をあたえる。

 

 

そして、その影響は、人々に住空間にも同様のしつらえを求める心や、行動に影響を起こしはじめます。

 

 

そんなときに、ファッション業界へ再び目を戻すと、まだまだ、欧米の生活様式をベースにした新奇性やリバイバル商品が多く、そこに面白さは感じれども、どこか近代的な匂いを感じてしまう自分がいました。

  

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新しい折衷の空間に合う、しつらえ。

 

これは、新しい創作をする必要のある領域。

 

田舎に引っ込んで、昔の生活を再現する、というものではなく。日本人が本来享受してきた、ゆたかさを日々感じながら、笑いながら現代を生きる。

  

西洋から持ち込まれた利便性やデザインと折り合いつけながら、現代のテクノロジーをつかって、和洋折衷を再構築し、どう新たなデザインの地平を切り開くか、、

 

やりがいのあるデザイン・モノヅクリ活動だと思います。

  

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テーマにした手仕事と自然。

 

 

 物質的価値に熱狂し楽しんだ時代もすぎて一回りした今、本来遺伝子に備わっている、自然やものの哀れを美しく感じることができる、日本的感性にあった無理のないものづくり。

 

 

自分が興味をもって向き合っている日本文化やバイオテクノロジーも組み合わせつつ、自然との共生を前提として生きてきた私たちの遺伝子を喜ばせられたらなと思います。

 

 

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学びがあって、楽しいので、ぜひお一人でも多く興味をもっていただければ嬉しいです。

 

 20世紀の近代化の中で失ったものを拾い上げながら、都市生活に潤いをあたえる、デザインとものづくりを続けてゆければと思います。

 

 

10月ごろに個展やるので、ご興味ある方はぜひ遊びにいらしてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今日も最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。今日からしばらくパリです。

 

 

 

 

 

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